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肺炎

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疾患概要

肺炎は肺に炎症が起きる病気の総称で、主に病原微生物による感染が原因となります。全死亡原因の第3位を占めており、肺炎による死亡者の9割以上は65歳以上の高齢者です。

種類

感染性の肺炎

  • 病原微生物による分類
  1. 細菌(肺炎球菌、インフルエンザ桿菌など)
  2. ウイルス(インフルエンザウイルス、RSウイルスなど)
  3. マイコプラズマ
  4. 真菌(カビ)
  5. その他、クラミジアや寄生虫など
  • 罹患場所による分類
  1. 市中肺炎(普通の生活のなかで発症した肺炎)
  2. 院内肺炎(医療機関で治療中の患者、他の疾患を持つ患者に発症した肺炎)
  3. 医療介護関連肺炎(主に療養型病床群や介護施設での高齢者肺炎)

非感染性の肺炎

非感染性の肺炎の代表は間質性肺炎です。肺の線維化が進行してガス交換がうまくできなくなる病気で、特発性(原因不明)のことが多いですが、膠原病(リウマチなどの自己免疫性疾患)や薬剤使用、粉塵やカビ、羽毛の吸入抗原などが原因となることがあります。

症状

発熱、咳、痰、呼吸困難、全身倦怠感、胸痛などで、肺癌や肺結核で見られる血痰は通常みられません。重症肺炎では血圧低下や意識障害なども出現します。

診断

聴診などの身体所見、胸部X線写真、胸部CT、血液検査に加えて、喀痰培養検査で起因菌の同定も可能です。

治療

病原微生物が細菌、マイコプラズマの場合には抗生物質を投与します。真菌による肺炎は通常、免疫能が大きく低下した人に起こり抗真菌薬を用います。インフルエンザウイルスには抗ウイルス薬がありますが、その他のほとんどのウイルスの場合は安静、保温、水分補給などの対症療法となります。

予防

細菌性肺炎の起因菌として頻度の高い肺炎球菌に対するワクチンがありますが、最も大切なのは、よく手を洗い、うがいをすることです。

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