令和元年度 熊本中央 病院指標
病院指標とは
病院の様々な機能や診療の状況などを具体的に数値化し示したものです。病院指標を評価、分析することによって医療の質の向上を図っていきます。
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 650 | 161 | 68 | 103 | 256 | 602 | 1,827 | 2,970 | 2,178 | 387 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 | 120 | 14.74 | 18.84 | 21.49% | 74.35 | |
0400801499x001~4他 | 市中肺炎かつ75歳以上 A-DROPスコア1-4 | 90 | 12.32 | 16.58 | 18.89% | 83.77 | 呼吸器内科1 |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 | 90 | 13.43 | 20.84 | 52.22% | 84.24 | 呼吸器内科2 |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 化学療法あり | 50 | 10.10 | 9.59 | 28.21% | 69.88 | |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術・処置等なし | 41 | 14.61 | 14.62 | 2.56% | 74.10 |
肺炎、肺がん、間質性肺炎、喘息、COPDの症例が多いです。集中治療を要する重症呼吸不全に対して、ハイフローシステムや非侵襲的人工呼吸などを使用して高度の呼吸管理が可能な体制を整えています。肺がんについては、腫瘍内科と一体となって薬物治療(抗がん剤治療、分子標的治療、免疫療法)を行っています。重症喘息に使用される生物学的製剤の治療経験も豊富です。さまざまな呼吸器疾患に対して多職種を含めたチーム医療を行っています。
呼吸器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx97x0xx | 肺の悪性腫瘍 手術あり | 169 | 8.65 | 11.51 | 8.28% | 69.37 | 呼吸器外科1 |
040200xx01x00x | 気胸 肺切除術等 | 45 | 6.42 | 10.18 | 11.11% | 44.80 | 呼吸器外科2 |
040150xx97x00x | 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり | 13 | 20.31 | 31.04 | 46.15% | 68.85 | 呼吸器外科1 |
040200xx99x00x | 気胸 手術なし | - | - | 9.11 | - | - | 呼吸器外科3 |
040050xx97x0xx | 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 その他の手術あり | - | - | 14.02 | - | - | 呼吸器外科1 |
呼吸器科には、呼吸器内科と呼吸器外科があり、密接な連携のもと診断・治療を行っています。呼吸器外科では肺がん、自然気胸や急性膿胸、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍などの外科治療を専門にしています。一番多い疾患が、肺がんで、その90%以上が胸腔鏡下による手術を行っています。
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xx0x | 大腸ポリープ 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 176 | 2.97 | 2.63 | 0.00% | 69.15 | 消化器内科1 |
060340xx03x00x | 胆管結石、胆管炎 内視鏡的手術あり | 59 | 7.93 | 9.79 | 3.39% | 77.93 | 消化器内科2 |
060020xx04x0xx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | 52 | 6.10 | 8.27 | 0.00% | 68.83 | 消化器内科3 |
060102xx02xxxx | 大腸憩室炎 小腸結腸内視鏡的止血術等 | 28 | 7.25 | 9.95 | 0.00% | 74.54 | |
060035xx03xxxx | 結腸の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 25 | 5.68 | 6.98 | 0.00% | 69.88 | 消化器内科4 |
消化器内科では、大腸ポリープの切除入院が最も多くなっています。次に、胆管結石・胆管炎や早期胃がんに対する内視鏡的手術の症例が多く、外科・放射線科などの他科と協力し消化器疾患全般の治療を行っています。胆・膵疾患は緊急治療となることが多く、24時間体制で内視鏡を用いた胆石除去術やステント留置術を行っています。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050070xx01x0xx | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 | 153 | 5.65 | 5.02 | 0.65% | 64.52 | 循環器内科1 |
050050xx99100x | 狭心症 心臓カテーテルあり | 135 | 3.43 | 3.01 | 0.00% | 70.34 | 循環器内科2 |
050130xx99000x | 心不全 手術なし | 130 | 15.88 | 17.71 | 34.62% | 80.84 | 循環器内科3 |
050050xx02000x | 狭心症 経皮的冠動脈形成術等あり | 128 | 6.30 | 4.40 | 0.78% | 70.92 | 循環器内科4 |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり | 78 | 9.73 | 10.80 | 10.26% | 80.60 |
循環器内科では、狭心症などに対する心臓カテーテル治療や不整脈に対するアブレーション治療を多く行っています。また、心不全の原因精査や内服・点滴による治療も多く、心臓リハビリテーションにも力を入れています。下肢血管病・創傷ケアセンターを有しており、形成外科、腎臓内科、糖尿病・内分泌・代謝内科などと治療方針を検討し、重症の下肢虚血の患者さんにも多く対応しています。
糖尿病・内分泌・代謝内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100071xx99x100 | 2型糖尿病・末梢循環不全あり インスリンあり | 38 | 10.68 | 14.10 | 7.89% | 66.71 | 糖尿病・内分泌・代謝内科1 |
100070xx99x100 | 2型糖尿病・末梢循環不全なし インスリンあり | 31 | 13.84 | 13.72 | 3.23% | 61.13 | 糖尿病・内分泌・代謝内科1 |
100070xx99x000 | 2型糖尿病・末梢循環不全なし インスリンなし | - | - | 10.84 | - | - | 糖尿病・内分泌・代謝内科1 |
100071xx99x000 | 2型糖尿病・末梢循環不全あり インスリンなし | - | - | 11.51 | - | - | 糖尿病・内分泌・代謝内科1 |
100060xx99x100 | 1型糖尿病 インスリンあり | - | - | 12.89 | - | - | 糖尿病・内分泌・代謝内科1 |
2型糖尿病に対する血糖コントロールや合併症精査のための入院が一番多くなっており、約10日から2週間の入院となります。個々にあった治療法を提案し、他科と連携して合併症の検査・治療にあたっており、個別栄養指導も行っています。その他に1型糖尿病や低血糖、ケトアシドーシスの治療にも対応しています。当院では、腎不全や末梢血管疾患などの合併症がある患者さんが多くなっており、循環器内科・腎臓内科・眼科・形成外科と密に連携を図り、合併症の精査治療にあたっています。
腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280xx99000x | 慢性腎不全 手術なし | 168 | 7.61 | 11.67 | 3.57% | 60.26 | 腎臓内科1 |
110280xx02x1xx | 慢性腎不全 内シャント設置術等あり 透析(その他)あり | 60 | 36.77 | 36.04 | 11.67% | 71.78 | 腎臓内科2 |
110280xx02x00x | 慢性腎不全 内シャント設置術等あり (慢性維持透析あり含む) | 57 | 8.54 | 8.48 | 3.51% | 66.05 | 腎臓内科2 |
110280xx991x0x | 慢性腎炎 腎生検あり | 32 | 7.94 | 7.00 | 0.00% | 43.69 | 腎臓内科3 |
110260xx99x0xx | ネフローゼ症候群 手術なし | 21 | 21.95 | 20.93 | 9.52% | 57.48 |
腎臓内科では、慢性腎臓病の保存期教育入院や血尿・蛋白尿・腎炎の精査、血液透析・腹膜透析の導入及び指導を行っています。また透析アクセス科と連携して、シャント作製やシャントトラブルに対する治療も行っています。連携透析施設に安心してアクセスを使用して頂けるよう心掛けており、シャント作製やPTA治療は入院治療を原則とし、この間に脱返血を含めた透析状況を確認し、問題ないことを確認した後に退院としています。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎 | 129 | 6.25 | 6.19 | 1.55% | 1.33 | 小児科1 |
100250xx99100x | 下垂体機能低下症 下垂体前葉負荷試験 | 74 | 2.65 | 3.65 | 0.00% | 6.89 | 小児科2 |
060380xxxxx0xx | 感染性腸炎 | 55 | 4.49 | 5.39 | 0.00% | 4.00 | 小児科3 |
0400801199x00x | 肺炎等(1歳以上15歳未満) | 50 | 6.36 | 5.69 | 0.00% | 2.62 | 小児科1 |
110310xx99xx0x | 尿路感染症 | 44 | 7.39 | 12.58 | 0.00% | 1.61 | 小児科4 |
急性疾患である小児の肺炎や腸炎・喘息での入院が多く、ほとんどが4~6日で退院となります。平均年齢は2~3歳となりますが、0歳から15歳まで対応しています。その他に肥満症や低身長症に対する負荷試験の検査入院や不明熱の精査なども多く行っており、入院が長期化する場合は院内学級や保育士とも協力して小児医療を提供していきます。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア ヘルニア手術 | 136 | 4.09 | 4.85 | 0.74% | 72.09 | 外科1 |
060035xx01000x | 結腸の悪性腫瘍 結腸切除術 | 58 | 14.03 | 15.02 | 6.90% | 71.38 | 外科2 |
060330xx02xxxx | 胆嚢結石 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 58 | 6.33 | 6.37 | 3.45% | 64.41 | 外科3 |
060020xx02x00x | 胃の悪性腫瘍 胃切除術等 | 24 | 20.17 | 16.12 | 16.67% | 74.75 | 外科4 |
060210xx99000x | イレウス 手術なし | 24 | 9.83 | 8.89 | 4.17% | 72.25 |
外科では、そけいヘルニアの手術入院が最も多くなっています。また結腸がんや胆のう結石の手術も多く行っています。患者さんの負担が少ない腹腔鏡手術も多く取り入れており、当院では80%近くの方に行っています。 高齢化に伴い、心疾患、糖尿病、腎障害など合併症のある患者さんに対して手術治療が必要な場合がありますが、そのような場合でも他科の専門医と連携をとりながら手術を行っています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070343xx97x0xx | 腰部脊柱管狭窄症 手術あり | 209 | 15.87 | 15.54 | 96.65% | 73.41 | 整形外科1 |
070341xx020xxx | 頸椎症性脊髄症 手術あり | 123 | 17.36 | 20.26 | 99.19% | 72.70 | 整形外科2 |
070350xx97xxxx | 椎間板ヘルニア 手術あり | 84 | 14.98 | 15.61 | 88.10% | 60.98 | 整形外科3 |
070230xx01xxxx | 変形性膝関節症 手術あり | 56 | 20.88 | 23.56 | 100.00% | 77.14 | 整形外科4 |
07040xxx01xxxx | 変形性股関節症 手術あり | 52 | 20.77 | 21.53 | 100.00% | 73.29 | 整形外科5 |
整形外科では主に手術を目的とした入院が多く、脊柱管狭窄症が一番多くなっています。腰部だけでなく頸部に対しても多く手術を行っており、腰椎椎間板ヘルニアなどに対する内視鏡手術も行っています。また、膝・股関節症に対する人工関節置換術や大腿骨骨折、手の関節の手術にも多く対応しています。高齢化に伴い平均年齢も高くなっていますが、当院では術後1~2日で離床し早期にリハビリを開始し、早期の退院・連携先医療機関への転院を行っています。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991x0x | 前立腺の悪性腫瘍 針生検あり | 330 | 2.18 | 2.49 | 0.00% | 73.39 | 泌尿器科1 |
110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 経尿道的手術 | 199 | 8.44 | 7.07 | 4.02% | 76.61 | 泌尿器科2 |
110080xx01xxxx | 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 | 165 | 16.54 | 12.18 | 3.64% | 70.12 | 泌尿器科3 |
110060xx99x20x | 腎盂・尿管の悪性腫瘍 化学療法あり | 66 | 13.74 | 10.84 | 1.52% | 72.64 | |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 | 51 | 10.75 | 8.52 | 0.00% | 74.04 | 泌尿器科4 |
前立腺悪性腫瘍・膀胱悪性腫瘍・前立腺肥大症における手術入院が多くなっています。前立腺がんについては、腫瘍マーカーであるPSAが高値の症例にはMRI検査を施行し、がんが疑われる場合には前立腺針生検を行っており、泌尿器科の入院で1番多い症例となっています。また早期発見に伴い手術による根治症例も多くなっています。その他に、MRIガイド下の針生検も行っておりますが、自由診療となります。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 688 | 3.76 | 2.78 | 0.15% | 77.74 | 眼科1 |
020320xx97xxxx | 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり | 15 | 2.73 | 3.27 | 0.00% | 21.80 | |
020250xx97xxxx | 結膜の障害 手術あり | 12 | 2.00 | 3.08 | 0.00% | 73.25 | |
020240xx97xxx0 | 硝子体疾患 手術あり | - | - | 5.95 | - | - | 眼科2 |
020370xx99xxxx | 視神経の疾患 手術なし | - | - | 10.85 | - | - |
眼科では、白内障の手術目的の入院が最も多くなっています。白内障の手術は、片眼ずつの入院となり2~4日で退院となります。入院のほとんどは開業医の先生方から紹介していただいた手術による治療を目的とした患者さんで、高齢化に伴い、糖尿病・高血圧・腎疾患の治療中の方が多く、それぞれの専門科とコンサルトしながら入院管理を行っています。
心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx0101xx | 狭心症 冠動脈バイパス移植術等 人工呼吸・中心静脈等あり | 23 | 22.65 | 22.71 | 34.78% | 69.48 | 心臓血管外科1 |
050163xx03x10x | 非破裂性大動脈瘤 ステントグラフト内挿術 人工呼吸・中心静脈等あり | 21 | 13.33 | 15.67 | 9.52% | 79.67 | |
050080xx01010x | 弁膜症 手術あり 人工呼吸・中心静脈等あり | 15 | 26.87 | 23.77 | 33.33% | 71.87 | 心臓血管外科1 |
050163xx02x10x | 非破裂性大動脈瘤 大動脈瘤切除術 人工呼吸・中心静脈等あり | 14 | 19.64 | 19.82 | 14.29% | 71.50 | |
050161xx97x10x | 解離性大動脈瘤 手術あり 人工呼吸・中心静脈等あり | - | - | 27.88 | - | - |
大動脈瘤の手術入院や、狭心症や心筋梗塞、弁膜症に対する手術が多くなっています。また、宮崎・鹿児島などの他県からの紹介入院患者さんが多いのも特徴です。また、外科手術しか選択肢がなかった疾患に対するカテーテルによる血管内治療も行っており、手術時間の短縮や出血量の減少など、患者さんの体の負担が少なくなります。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080007xx010xxx | 良性腫瘍 皮膚、皮下腫瘍摘出術等 | - | - | 4.01 | - | - | |
070010xx970xxx | 良性軟部腫瘍 皮膚・皮下腫瘍摘出術 | - | - | 4.67 | - | - | |
100071xx97x110 | 2型糖尿病(末梢循環不全あり) 手術あり インスリンあり | - | - | 30.14 | - | - | |
070071xx97xx0x | 化膿性骨髄炎 手術あり | - | - | 31.40 | - | - | |
100100xx97x1xx | 糖尿病足病変 手術あり | - | - | 48.04 | - | - |
形成外科の入院では、主に皮膚腫瘍・軟部腫瘍に対する切除や糖尿病による皮膚潰瘍等の治療を行っています。当院では下肢血管病・創傷ケアセンターを有しており、下肢病変に対し、循環器内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌・代謝内科などと連携し、原疾患の治療、血行再建、創傷ケア、手術を行っております。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010030xx03x00x | 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 | 21 | 7.90 | 9.24 | 0.00% | 60.81 | |
010030xx9910xx | 未破裂脳動脈瘤 造影カテーテル検査 | - | - | 3.01 | - | - | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫 手術なし | - | - | 18.81 | - | - | |
010070xx02x0xx | 脳血管障害 経皮的頸動脈ステント留置術 | - | - | 9.44 | - | - | |
010030xx01x00x | 未破裂脳動脈瘤 クリッピング等 | - | - | 15.07 | - | - |
脳動脈瘤、硬膜下血腫、脳血管障害が多くなっており、主に脳血管内手術にも積極的に取り組んでいます。県下全域の医療機関からの相談と紹介に対応しており、入院患者さんの70%前後が他院から紹介いただいた症例です。
腫瘍内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx9905xx | 肺の悪性腫瘍 ジオトリフ・タルセバ等あり | 13 | 22.46 | 20.04 | 0.00% | 68.85 | 腫瘍内科1 |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術・化学療法なし | - | - | 14.62 | - | - | |
040040xx99070x | 肺の悪性腫瘍 アリムタあり | - | - | 10.50 | - | - | 腫瘍内科2 |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 化学療法あり | - | - | 9.59 | - | - | |
040040xx9918xx | 肺の悪性腫瘍 アバスチンあり | - | - | 23.30 | - | - |
腫瘍内科では、肺がん・大腸がん・胃がん・膵がんに対する、抗がん剤治療や副作用に対する管理を行っています。また、緩和ケア内科、緩和ケア認定看護師も配備しており、がんによる身体的・精神的苦痛を和らげながら治療が受けられるようにしています。
乳腺・内分泌外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx02x0xx | 乳房の悪性腫瘍 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 18 | 4.78 | 6.10 | 0.00% | 68.06 | 乳腺・内分泌外科1 |
100020xx010xxx | 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 | 12 | 6.33 | 8.44 | 0.00% | 66.08 | 乳腺・内分泌外科2 |
090010xx01x0xx | 乳房の悪性腫瘍 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの) | - | - | 10.34 | - | - | 乳腺・内分泌外科1 |
100130xx97x0xx | 甲状腺の良性結節 手術あり | - | - | 7.37 | - | - | |
070040xx99x2xx | 骨の悪性腫瘍 化学療法あり | - | - | 22.54 | - | - |
乳腺・内分泌外科では、主に乳がん、甲状腺がん、原発性副甲状腺機能亢進症の診断と治療を行っています。乳がんの入院期間は乳房部分切除が4~5日間、乳房全摘・郭清が5~9日間程度の入院です。
救急総合診療科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 | - | - | 12.58 | - | - | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | - | - | 5.01 | - | - | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 | - | - | 20.84 | - | - | |
050190xx99x00x | 肺塞栓症 手術なし | - | - | 13.74 | - | - | |
070090xx99xxxx | 筋炎(感染性を含む。) 手術なし | - | - | 11.27 | - | - |
救急総合診療科は全人的医療を目指し各診療科と連携をとりながら従来の枠にとらわれない診療を心がけています。入院での加療にも対応すべく病床を確保し、診断が難しい患者さん・複数の問題を抱えている患者さん・どの診療科に紹介していいかの判断に迷う患者さんについて、院内各専門科の医師と協力し合いながら、患者さんの診療にあたっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 45 | 11 | - | - | 27 | - | 1 | 7,8 |
大腸癌 | 37 | 33 | 28 | 32 | 24 | 18 | 2 | 7,8 |
乳癌 | 11 | 11 | - | - | - | - | 1 | 7,8 |
肺癌 | 141 | 20 | 63 | 142 | 20 | 176 | 1 | 7,8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | 2 | 7,8 |
5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者さんの人数を初発のUICC病期分類別、およびがん取扱い規約に基づくステージで集計しています。 集計は入院治療を行った数であり、対象期間中に複数回入院された患者さんは回数分をかけてカウントしています。ステージが不明となっているものは主に検査入院であったり精査中のため退院時点では未確定であったものです。
当院症例の特徴としては、悪性腫瘍のうち『肺がん』とその他に『前立腺がん』も多くなっており、手術、化学療法、放射線療法、内分泌療法等の治療に特化しています。当院には、がん治療に特化した腫瘍内科があり、呼吸器内科・呼吸器外科・外科・消化器内科の医師と連携して化学療法や抗がん剤治療に伴う副作用のフォローを行っており、また緩和ケア内科や緩和ケア認定看護師と一緒に症状緩和、精神面でのサポートなど総合的に行っています。
さらに、乳房については平成29年1月より乳腺・内分泌外科を新設したことにより、乳がんの手術が増えています。手術や再建術に加え、化学療法や放射線療法などの集学的治療が同一医療機関内で完結できるのが当院の大きな強みとなっています。
当院症例の特徴としては、悪性腫瘍のうち『肺がん』とその他に『前立腺がん』も多くなっており、手術、化学療法、放射線療法、内分泌療法等の治療に特化しています。当院には、がん治療に特化した腫瘍内科があり、呼吸器内科・呼吸器外科・外科・消化器内科の医師と連携して化学療法や抗がん剤治療に伴う副作用のフォローを行っており、また緩和ケア内科や緩和ケア認定看護師と一緒に症状緩和、精神面でのサポートなど総合的に行っています。
さらに、乳房については平成29年1月より乳腺・内分泌外科を新設したことにより、乳がんの手術が増えています。手術や再建術に加え、化学療法や放射線療法などの集学的治療が同一医療機関内で完結できるのが当院の大きな強みとなっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 14 | 7.64 | 59.79 |
中等症 | 90 | 12.26 | 77.24 |
重症 | 33 | 13.67 | 83.91 |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
市中肺炎とは、普段の生活を送っている中(病院の外)で罹患した肺炎を指します。
・集計での成人とは20歳以上の患者さんを指します。
・重症度は「成人市中肺炎ガイドライン(日本呼吸器学会)」により分類しており、下記の5つの項目に該当する数で重症度を0から5まで分類しています。
1.男性≧70歳、女性≧75歳
2.BUN≧21または脱水
3.酸素飽和度≦90%
4.意識障害(肺炎に由来する)
5.sBP≦90mmHG
※1項目1点
【軽症:0点 中等症:1~2点 重症:3点 超重症:4~5点】
当院では、軽症から超重症まで幅広い患者さんに対応しています。
入院となるのは主に中等症から重症の患者さんが多くなっています。特に高齢者の場合は、症状が潜在性であったり、欠如していることもあり重症化しやすいため、早めの検査・治療が必要となってきます。
当院の呼吸器内科・呼吸器外科ではRCU(呼吸集中治療室)を併設しており、集中治療を要する重症呼吸不全に対する挿管人工呼吸管理以外にも非侵襲的人工呼吸やハイフローシステムなどの呼吸管理を行うことが可能な体制を整えています。また呼吸ケアサポートチーム(RST)などを通じ看護師、専任の理学療法士、MEなどの多職種間の連携をはかり、知識、実践を通じて質の高い呼吸器ケアを目指しています。
・集計での成人とは20歳以上の患者さんを指します。
・重症度は「成人市中肺炎ガイドライン(日本呼吸器学会)」により分類しており、下記の5つの項目に該当する数で重症度を0から5まで分類しています。
1.男性≧70歳、女性≧75歳
2.BUN≧21または脱水
3.酸素飽和度≦90%
4.意識障害(肺炎に由来する)
5.sBP≦90mmHG
※1項目1点
【軽症:0点 中等症:1~2点 重症:3点 超重症:4~5点】
当院では、軽症から超重症まで幅広い患者さんに対応しています。
入院となるのは主に中等症から重症の患者さんが多くなっています。特に高齢者の場合は、症状が潜在性であったり、欠如していることもあり重症化しやすいため、早めの検査・治療が必要となってきます。
当院の呼吸器内科・呼吸器外科ではRCU(呼吸集中治療室)を併設しており、集中治療を要する重症呼吸不全に対する挿管人工呼吸管理以外にも非侵襲的人工呼吸やハイフローシステムなどの呼吸管理を行うことが可能な体制を整えています。また呼吸ケアサポートチーム(RST)などを通じ看護師、専任の理学療法士、MEなどの多職種間の連携をはかり、知識、実践を通じて質の高い呼吸器ケアを目指しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 27 | 16 | 73.07 | 53.57 |
その他 | - | - | - | - |
最も医療資源を投入した病名を脳梗塞とした入院患者数は上記の数となっており、そのうち半数以上が地域の医療機関と連携し転院となっています。なお、当院の脳神経外科では、主に脳および脊髄血管障害を主体とし、脳血管内手術などの外科的治療を中心に行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K508-22 | 気管・気管支ステント留置術(軟性鏡) | - | - | - | - | - | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置 | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
手術が必要な場合は呼吸器外科で行いますが、当院では呼吸器内科と呼吸器外科が密接な連携のもと診断・治療を行っており、迅速に進めることができます。気管支鏡検査数は年間約500件と多く、呼吸器内科では気管支鏡下にアルゴンプラズマ凝固、マイクロ派焼灼、気道ステント留置などの内視鏡治療を行っています。
呼吸器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) | 119 | 1.85 | 6.86 | 9.24% | 70.26 | 呼吸器外科1 |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) | 51 | 2.04 | 4.22 | 9.80% | 47.51 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 31 | 1.35 | 4.10 | 12.90% | 67.74 | 呼吸器外科2 |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) | 18 | 1.56 | 4.89 | 0.00% | 67.33 | 呼吸器外科1 |
K496-2 | 胸腔鏡下醸膿胸膜切除術 | 11 | 7.64 | 13.00 | 54.55% | 68.45 |
呼吸器外科では、良性・悪性を問わず胸腔鏡下手術を積極的に行っています。肺がんでは2~3cmの皮膚切開を3か所で肺切除およびリンパ節郭清を行い、順調な経過であれば術後3~6日で自宅に退院できます。その他に気胸に対する外科手術も約50症例施行しており、術後1~2日で退院となります。自然気胸に対する手術では、原因病巣の処置に加えて再発予防処置(カバーリングなど)を行っています。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸粘膜切除術(長径2㎝未満) | 130 | 0.75 | 1.14 | 0.00% | 69.90 | 消化器内科1 |
K7212 | 内視鏡的大腸粘膜切除術(長径2㎝以上) | 63 | 0.95 | 1.89 | 0.00% | 67.27 | 消化器内科4 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 53 | 1.15 | 9.79 | 11.32% | 80.04 | 消化器内科2 |
K6532 | 胃ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術) | 49 | 0.90 | 4.22 | 0.00% | 69.94 | 消化器内科3 |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | 36 | 0.36 | 6.31 | 2.78% | 75.58 |
最も多いのは大腸ポリープの内視鏡的切除術で、入院2日目に手術・翌日退院となります。次に多いのが、内視鏡を用いた胆石除去等を含むステント留置術や乳頭切開術となっており、感染などの合併症がなければ7日くらいで退院となります。早期のがんに対しては内視鏡を用いた粘膜切除術や粘膜下層剥離術など体に負担の少ない治療を行っています。
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) | 169 | 2.25 | 4.73 | 3.55% | 72.13 | 循環器内科4 |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) | 126 | 2.63 | 2.85 | 0.00% | 65.97 | 循環器内科1 |
K616 | 血管拡張術・血栓除去術(四肢) | 94 | 1.80 | 6.45 | 14.89% | 74.57 | 循環器内科5 |
K5972 | ペースメーカー移植術 | 39 | 2.03 | 7.97 | 15.38% | 81.03 | 循環器内科6 |
K5952 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他のもの) | 35 | 2.31 | 1.91 | 2.86% | 60.23 | 循環器内科1 |
最も多いのは、虚血性心疾患に対するカテーテル治療(経皮的冠動脈ステント留置術・経皮的冠動脈形成術)になります。つづいて、不整脈に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション治療)も多く行っています。閉塞性動脈硬化症に対する血管拡張術・血栓除去術は、下肢潰瘍・感染などの合併症がない場合は、術後約6日で退院となります。その他植え込み型除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT、CRT-D)を含むペースメーカー移植も多く行っています。
糖尿病・内分泌・代謝内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
主に、血糖コントロールなどの内科的治療が中心となります。
腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K616-4 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | 366 | 0.22 | 1.79 | 3.01% | 73.94 | 腎臓内科4 |
K610-3 | 内シャント設置術 | 117 | 6.78 | 14.89 | 6.84% | 68.68 | 腎臓内科2 |
K6147 | 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) | - | - | - | - | - | |
K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | - | - | - | - | - | |
K607-3 | 上腕動脈表在化法 | - | - | - | - | - | 腎臓内科5 |
当院には透析アクセス科があり、腎臓内科と連携して院内だけでなく県内の透析施設の先生方からご紹介頂いた透析アクセス全般に対する治療を行っています。最も多いのが透析をするためのシャントの狭窄や閉塞などに対する経皮的シャント拡張術・血栓除去術で2日間の入院になります。次に多いのが、主に透析導入のための内シャント設置術となり、連携透析施設に安心してアクセスを使用していただけるよう心掛けています。
小児科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7151 | 腸重積整復 | - | - | - | - | - | 小児科5 |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
内科的治療を中心としますが、外科や泌尿器科などの他科にて小児患者の虫垂炎手術や膀胱尿管逆流や陰のう水腫等に対する手術も行っています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) | 94 | 0.99 | 2.11 | 0.00% | 73.74 | 外科1 |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 80 | 1.31 | 4.51 | 6.25% | 66.38 | 外科3 |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 50 | 2.80 | 10.34 | 2.00% | 70.46 | 外科2 |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 42 | 1.00 | 2.07 | 2.38% | 68.38 | 外科5 |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 20 | 0.20 | 3.70 | 0.00% | 40.05 |
最も多いのはそけいヘルニアの手術で、術後2日で退院となります。次に多いのは、胆のう結石に対する胆のう摘出術、がんなどに対する結腸切除術などがあり、患者さんの負担を少なくするために腹腔鏡手術も多く取り入れ約80%の患者さんに施行しています。また、直腸がん手術においては可能な限り肛門を残す手術や性機能・排尿機能を温存する手術も積極的に行っています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) | 238 | 2.29 | 13.62 | 98.32% | 72.24 | 整形外科2 |
K1425 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) | 114 | 2.09 | 13.57 | 92.98% | 72.98 | 整形外科1 |
K0821 | 人工関節置換術(股・膝) | 110 | 3.85 | 15.94 | 100.00% | 75.31 | 整形外科4整形外科5 |
K1342 | 椎間板摘出術(後方摘出術) | 52 | 2.15 | 12.31 | 94.23% | 61.58 | 整形外科3 |
K1422 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) | 46 | 3.22 | 18.48 | 100.00% | 74.37 | 整形外科2 |
入院患者さんの約90%が開業医の先生方からの紹介でクリティカルパスを用いることで入院期間は平均16日と短く、早期リハビリを経て早期の退・転院を目指しています。最も多いのは脊椎手術で金属を使用しない低侵襲な手術を心掛けています。また、股・膝関節以外に肩などの関節鏡にも取り組んでいます。その他に、大腿骨骨折や手の外科手術も多くなっています。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036ロ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術・その他のもの) | 201 | 1.49 | 5.94 | 3.48% | 76.69 | 泌尿器科2 |
K843 | 前立腺悪性腫瘍手術 | 164 | 1.38 | 14.20 | 3.66% | 70.16 | 泌尿器科3 |
K8412 | 経尿道的前立腺手術(その他のもの) | 52 | 2.17 | 7.85 | 0.00% | 73.85 | 泌尿器科4 |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | 28 | 2.68 | 10.36 | 7.14% | 73.14 | 泌尿器科5 |
K773 | 腎(尿管)悪性腫瘍手術 | 20 | 2.10 | 12.70 | 15.00% | 76.20 | 泌尿器科5 |
泌尿器科では、前立腺がんに対する根治的前立腺全摘除術や、膀胱がんや前立腺肥大症に対する経尿道的手術を多く施行しております。そのほか、腎・尿管悪性腫瘍手術や、小児泌尿器科に対する膀胱尿管逆流手術、精巣固定術、腎盂形成術なども行っています。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合・その他のもの) | 686 | 0.87 | 1.90 | 0.15% | 77.64 | 眼科1 |
K224 | 翼状片手術(弁の移植を要するもの) | 12 | 0.00 | 1.00 | 0.00% | 73.25 | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) | - | - | - | - | - | 眼科2 |
K2171 | 眼瞼内反症手術(縫合法) | - | - | - | - | - | |
K279 | 硝子体切除術 | - | - | - | - | - |
入院では開業医の先生方から紹介していただいた手術による治療を目的とした患者さんが多く、ほとんどが白内障の手術で、片眼で2~4日間入院し、両眼の場合は2週間後に再入院としています。そのほか網膜硝子体疾患に対する手術、外眼疾患(翼状片、霰粒腫、眼瞼内反等)の手術も行っています。
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) | 28 | 6.29 | 17.11 | 28.57% | 68.68 | 心臓血管外科1 |
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | 18 | 4.11 | 8.06 | 11.11% | 79.89 | |
K5606 | 大動脈瘤切除術(腹部大動脈・分枝血管の再建を伴うもの) | 16 | 4.38 | 14.56 | 25.00% | 75.50 | |
K5551 | 弁置換術(1弁) | 12 | 6.17 | 20.58 | 41.67% | 74.92 | 心臓血管外科1 |
K5603ニ | 大動脈瘤切除術(上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術) | - | - | - | - | - |
最も多いのは、冠動脈バイパス手術で術後10日から2週間ほどで退院となります。次に多いのが胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤手術や弁膜症に対する弁置換術・弁形成術になり、いずれも術後10日から2週間程度の入院になります。2019年4月より、外科手術がハイリスクと診断された患者さんに対して、開胸せずにカテーテル治療で人工弁置換を行う経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI/TAVR)など、高度先進医療をより低侵襲で行う治療が可能となりました。
形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0842 | 四肢切断術(足・指) | - | - | - | - | - | 形成外科1 |
K0063 | 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上12㎝未満) | - | - | - | - | - | |
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | - | - | - | - | - | 形成外科2 |
K0064 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径12cm以上 | - | - | - | - | - | |
K0841 | 四肢切断術(下腿) | - | - | - | - | - | 形成外科3 |
形成外科では、糖尿病や透析患者さんでの重症の下肢虚血に対する四肢切断術が多く、そのほかに皮膚の良性腫瘍の摘出術や眼瞼下垂に対する手術も行っております。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | 19 | 1.16 | 8.58 | 15.79% | 62.84 | |
K1783 | 脳血管内手術(脳血管内ステントを用いるもの) | - | - | - | - | - | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) | - | - | - | - | - | |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 | - | - | - | - | - |
最も多いのは脳動脈瘤や動静脈器系・動静脈瘻に対する脳血管内手術で件数は増加傾向にあります。また、血管内手術のほか、バイパス手術やその他の顕微鏡下の手術も種々対応可能となっています。
腫瘍内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
主にがんに対する抗がん剤治療や副作用管理・ターミナル期などの内科的治療になります。
乳腺・内分泌外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術)(腋窩部郭清を伴う) | 18 | 1.00 | 2.78 | 0.00% | 68.06 | 乳腺・内分泌外科1 |
K4631 | 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) | - | - | - | - | - | 乳腺・内分泌外科3 |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・腋窩部郭清を伴わない) | - | - | - | - | - | 乳腺・内分泌外科4 |
K4632 | 甲状腺悪性腫瘍手術(全摘) | - | - | - | - | - | 乳腺・内分泌外科2 |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除併施しない) | - | - | - | - | - | 乳腺・内分泌外科4 |
乳腺・内分泌外科では、主に乳房の部分切除・全摘や甲状腺の部分切除・全摘を行っています。乳房の手術の場合、部分切除が4~7日間、全摘・郭清が7~10日間程度の入院となります。甲状腺の手術の場合、甲状腺全摘、亜全摘、半葉切除などがあり、周囲のリンパ節も状況に応じた範囲を切除(郭清)します。
救急総合診療科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
救急総合診療科は、院内各専門科の医師と連携し、手術が必要であると判断された場合は、専門の診療科に転科し、治療を行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | 16 | 0.17% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 399 | 4.34% |
異なる | - | - |
播種性血管内凝固症候群(DIC)とは、種々の基礎疾患により血液凝固能が亢進し、全身の細小血管に血栓が多発し、臓器の虚血性機能障害をきたすとともに、血小板や凝固因子が消費されて減少し、出血傾向をきたす病気です。
敗血症は、細菌などの感染症が原因で炎症が全身に広がり、多臓器不全などを起こす病気です。
DICや敗血症は、主に悪性腫瘍や胆嚢炎や肺炎などの原因となる疾患から至ったものであり、その基礎疾患に基づく治療も行うため、最も医療資源を投入した病名となることは多くはありません。
『手術・処置等の合併症』に分類される傷病名のうちほとんどの症例は、透析のシャント狭窄・閉塞に対するシャント拡張術・形成術目的の入院であり、約2日間で退院となります。
その他に、腹膜透析関連の腹膜炎、人工股関節のゆるみによる入院、術後の感染症が含まれています。
敗血症は、細菌などの感染症が原因で炎症が全身に広がり、多臓器不全などを起こす病気です。
DICや敗血症は、主に悪性腫瘍や胆嚢炎や肺炎などの原因となる疾患から至ったものであり、その基礎疾患に基づく治療も行うため、最も医療資源を投入した病名となることは多くはありません。
『手術・処置等の合併症』に分類される傷病名のうちほとんどの症例は、透析のシャント狭窄・閉塞に対するシャント拡張術・形成術目的の入院であり、約2日間で退院となります。
その他に、腹膜透析関連の腹膜炎、人工股関節のゆるみによる入院、術後の感染症が含まれています。
更新履歴
- 2020/11/09
- 患者用パスを追加いたしました。
- 2020/09/25
- DPCデータに基づく『病院情報の公表』について公開しました。
病院のご案内
特に、前立腺がんや肺がんなどの悪性腫瘍の治療件数が多く、高齢化に伴う心疾患や透析・糖尿病を併せ持った血管疾患の患者にも数多く対応しているため、約8割が60歳以上となっています。当院は熊本県指定がん診療連携拠点病院に指定されており、集学的治療(手術、放射線治療および化学療法)並びに緩和ケアによる総合的な診療体制を有しています。比較的若い世代では、喘息、気胸、大腸疾患、慢性腎炎などの疾患が多くなっています。
その一方で、9歳以下の患者割合が多い理由として、当院は小児専門病棟を有し、熊本市内だけでなく近郊の小児患者に対する肺炎などの急性疾患から腎臓/泌尿器/内分泌疾患などの慢性疾患まで幅広く取り組んでいることが挙げられます。