当科では呼吸器疾患全般の診断と治療を行っております。当院の特徴として、呼吸器外科とのシームレスな連携があげられます。このため、呼吸器疾患の診断・治療に関して、手術を含めた外科処置も転科などの手続きなく、速やかに行うことができます。また、放射線科とも合同のカンファレンスを行い、症例検討や画像診断の技術向上に努めています。さらに回診、カンファレンスを通じて、呼吸器内科の中でも全症例についてスタッフ全員で検討するというチーム診療の体制をとっております。
呼吸器内科と呼吸器外科の病床数は合わせて64床で、呼吸器領域の救急にも対応しており、6ベッドのRCU(呼吸集中治療室)を併設しております。当院は県下全域の医療機関からの紹介を受けていますが、当科も入院患者さんの70%前後が紹介をいただいた症例で、他県からのご紹介も増えております。平均在院日数は15日程度で、急性期に特化した体制となっております。また、県下の各郡市医師会での講演会、勉強会開催を定期的に行っており、これまで通り病診連携にも力を入れています。
延べ入院患者数は呼吸器科全体で年間約1,400例です。腫瘍性疾患(特に肺癌)が半数以上を占めております。次に肺炎、気管支炎等の感染性疾患が20%ほど、肺気腫、気管支喘息といった閉塞性肺疾患が15%前後、その他間質性肺炎等の症例が多く入院されます。
肺癌の内科治療としては、化学療法、放射線療法、その組み合わせによる放射線・化学療法の同時施行等、現在のエビデンスに基づく治療方針をたてています。近年は患者さんの状態にあわせ、外来での化学療法施行も増加してきております。副作用や生活の状態にあわせ外来通院で長期に化学療法を行い、QOLが保持できるような症例もみられます。がん治療の充実を目指し、専門看護師や薬剤師の育成、関連スタッフへの教育等も定期的に行っております。
急性呼吸不全等の呼吸管理には、従来の挿管人工呼吸に加えて症例に応じては侵襲性の低いマスク式人工呼吸にも積極的に取り組んでおります。また、当科では専任の呼吸理学療法士が手術後ならびに呼吸不全回復期の急性期リハビリテーションを実施しており、早期の回復と合併症の予防に力を入れております。また、急性期病院だけでは十分なADLの改善が得られないこともありますので、リハビリの専門病院と連携をとり、在宅にむけての病病連携も推進しております。緩和ケアチームとの連携も深め、がん患者さんのQOL保持について努力しています。
検査件数ですが、年間の気管支鏡施行数は約500件で、一般の組織検査以外に、気管支鏡下のマイクロ波による気道内病変の焼灼、スネアによる腫瘍切除、さらに狭窄した気道へのステント挿入の経験も豊富です。また、超音波気管支鏡を導入し、縦隔リンパ節病変の診断精度を向上させてきています。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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| 吉永 健 平田 奈穂美 |
牛島 淳 | 平田 奈穂美 | 吉永 健 稲葉 恵 |
牛島 淳 |

- 副院長 吉永 健
(兼 診療支援センター長、地域医療連携室長)
(よしなが たけし)
昭和53年卒
熊本大学医学部 臨床教授 - 【専門分野】
呼吸器一般
【指導医・専門医・認定医】
日本呼吸器学会指導医・専門医
日本呼吸器内視鏡学会指導医・専門医
日本内科学会指導医・認定医
日本臨床腫瘍学会指導医

- 部長 平田 奈穂美
(ひらた なおみ)
昭和63年卒 - 【専門分野】
呼吸器一般
呼吸不全
【指導医・専門医・認定医】
日本呼吸器学会専門医
日本内科学会認定医

- 医長 牛島 淳
(うしじま すなお)
昭和63年卒 - 【専門分野】
呼吸器一般
【指導医・専門医・認定医】
日本呼吸器学会指導医・専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会指導医・認定医
日本がん治療認定医機構認定医

- 医長 稲葉 恵
(いなば めぐみ)
平成10年卒 - 【専門分野】
内科・呼吸器科
【指導医・専門医・認定医】
日本内科学会認定医

- 医員 濵田 昌平
(はまだ しょうへい)
平成18年卒 - 【専門分野】
呼吸器一般

- 医員 那須 信吾
(なす しんご)
平成21年卒 - 【専門分野】
呼吸器一般

- 医員 中嶋 啓
(なかしま けい)
平成21年卒

- 医員 小田 康晴
(おだ やすはる)
平成20年卒





